コラム | LURRA°
LURRA°
平安神宮や青蓮院にほど近い東山エリア内に、弊社の京町家にてオープンされたレストラン、LURRA°(ルーラ)さんのご紹介です。
(以下LURRA さんのFacebookより)
LURRAとはバスク語で“EARTH(地球)“を意味します。ニュージーランド、オークランドで出会ったシェフ、JACOB KEAR(ジェイカブ キアー)、ソムリエ、TAKUMI MIYASHITA(宮下 拓己)、ミクソロジスト、YUSUKE SAKABE(堺部 雄介)によるレストランプロジェクトです。
2010年・2011年・2012年・2014年にはレストラン誌の「世界のベストレストラン50」で第1位に選出された北欧デンマークのNOMAで経
験を積んだLA出身のシェフ、JACOB KEAR(ジェイカブ キアー)のフィルターを通した日本の食材への新しいアプローチ。日本、アメリカ、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランドでの経験から生まれるボーダーレスな料理を提供します。そこに同じく世界各国で経験を積んだソムリエとミクソロジストによる、料理に合わせたワイン、カクテルや日本酒などのペアリングをサーブします。
地下鉄東西線「東山」駅から徒歩約2分。三条通より白川筋を上った先に佇む京町家を改装された店舗です。建物は明治時代の登記記録を有し2階階高が低い厨子二階と呼ばれる形態を保っています。
改装にあたり、京都の景観保全のため、ファサードは既存意匠を一定以上維持するよう貸主・借主様双方が望み、その方向でプランニングが進められました。
下屋は、既存の瓦を一部再利用して葺き替えられています。既存瓦での葺き替えは、全ての古瓦を一旦屋根から降ろして状態の良いも
のを選定するため、手間を要しますが、新しい瓦や金属屋根には無い経年美を残すことができます。2階の虫籠窓は既存壁をそのまま生かしています。その横の壁は虫籠部分と同じ風合いに調合した塗料を使い、古壁の趣を再現。1階外壁には木調タイルをあしらわれ、店舗としての印象の強さと、町並みと調和する落ち着きを両立しています。
客席は、オープンキッチンを囲むように設置されたL字のカウンターテーブルに12席。厨房には窯があり、京都大原の野菜を中心としたこだわりの食材を炭火で調理する様子を見て楽しむことができます。